知っておきたいグルコサミンの種類【変形性膝関節症への対策】

グルコサミンサプリメントの種類と違い

変形性膝関節症の症状を抑えるために、効果的なのがグルコサミンサプリメントです。しかし、このグルコサミンには複数の種類があり、種類によってはあまり効果が実感できない場合もあります。疼痛などの負担を和らげるために、ベストなグルコサミンを選びましょう。

グルコサミンの種類

硫酸グルコサミン
グルコサミンの中で最も評価が高いのが、この硫酸グルコサミンです。変形性膝関節症への痛みを抑えられるという実験データもあることから、関節症による疼痛などを抑えるために効果的です。国内ではあまりこの硫酸グルコサミンのサプリメントは見られませんが、海外のサプリメントにはこの成分がしっかり含まれています。
塩酸グルコサミン
国内のグルコサミンサプリなどで多く使用されているのが、この塩酸グルコサミンです。グルコサミン分子が小さいため、体内への吸収率が高いとされています。しかし、硫酸グルコサミンに比べ変形性膝関節症に効果をもたらすデータが不足しているなど、効果に関しては疑問の声も見られます。
N-アセチルグルコサミン
N-アセチルグルコサミンは、他のグルコサミンに比べ体内への吸収率が約3倍と、高い吸収率が特徴です。通常のグルコサミンは体内に摂取されると、体内でこのN-アセチルグルコサミンへと変化します。しかし、サプリメントとして直接この成分を摂取すれば、スムーズに体内へと吸収させることができるのです。

効果がない理由~日本のサプリメントは硫酸塩じゃない~

海外の医療機関では、グルコサミンのサプリを利用することで、変形性膝関節症の症状を和らげたという研究結果が出されています。しかし、国内ではグルコサミンサプリの利用で効果が得られたという声は少ないものです。ここで専門家の人から、海外と日本の違いについて詳しい話を聞いてみましょう。

グルコサミンを摂取しても効果がない原因は、グルコサミンの種類です(アメリカ/医療関係者)

日本で硫酸グルコサミンが含まれたサプリメントが流通していない原因は、硫酸グルコサミンの成分は「医薬品」 に分類されるからです。医薬品にカテゴライズされる成分は、日本では薬事法の関係により厚生労働大臣からの承認と許可を得なければ販売することはできません。そのため、国内では海外のようにこの成分を含んだサプリメントが流通していないのです。したがって、今までグルコサミンのサプリメントを飲んでも、変形性膝関節症への効果が実感できなかったという人は、医薬品として扱われていない効果の低いサプリメントを使っていたと考えられます。

95%以上の患者が改善を実感している硫酸グルコサミン

女医

ヨーロッパで行なわれた臨床試験では、変形性膝関節症の人に1,5グラムの硫酸グルコサミンを1日3回、約50日間服用してもらったところ、95パーセントの患者さんに改善効果が見られたというデータがあります。痛みの強さや運動障害といった項目で高い改善効果があるほか、86パーセントの患者さんには副作用の問題も現れなかったことから、その効果と安全性を示す有力なデータとなっています。

まとめ

今まで服用してきたグルコサミンで改善効果が得られなかった場合、使用してきたグルコサミンに何らかの問題があったと考えられます。また、効果が得られなかったという人は、1度より効果の高とされている硫酸グルコサミンを使用してみるとよいでしょう。

グルコサミンのサプリメントの選び方

変形性膝関節症の原因を改善し、疼痛などの症状を和らげるために、どのようなグルコサミンサプリを選ぶべきでしょうか?最適なサプリメントの選び方を見ていきましょう。

グルコサミンの副作用を理解する

グルコサミンには副作用があります(40代/男性)

サプリメントは健康補助食品とも呼ばれていることから、誰でも安全に摂取できるものだと考えられています。確かにサプリメントは医薬品のような強い副作用が現れることはありません。しかし、全く副作用が現れないというわけではないので、毎日摂取するなら副作用についても知る必要があります。グルコサミンのサプリを服用したことで現れる副作用は、主に胸焼けや胃痛、便秘、下痢といった胃腸障害です。また、グルコサミンのサプリの原料は甲殻類の殻なので、甲殻アレルギーを持つ人が摂取すると、アレルギー症状が現れるリスクもあるのです。そのため、服用する場合は、医師の指示に従い、用法用量を守った上で利用するのがベストですね。

甲殻アレルギーの人でも硫酸グルコサミンは有効?

硫酸グルコサミンの利点は、高い鎮痛効果です。服用することで変形性膝関節症による辛い疼痛を改善することができるので、長らく痛みに悩まされているという人は1度服用してみるとよいでしょう。また、硫酸グルコサミンには同じく鎮痛剤として使用されているイブプロフェンと比べ、副作用が少ないことも利点です。副作用の影響を受けずに痛みを取り除きたいという人に、この硫酸グルコサミンは高い効果をもたらしてくれるでしょう。しかしながら、硫酸グルコサミンは塩酸グルコサミン同様、甲殻類を原料としています。ですので、甲殻アレルギーである人は、発酵グルコサミンやN-アセチルグルコサミンを選ぶとよいでしょう。

硫酸グルコサミンの注意点

硫酸グルコサミンは医薬品に分類されています(30代/男性)

硫酸グルコサミンは医薬品に分類されているため、国内で購入することは非常に難しいです。どうしてもサプリメントを購入したいとするなら、サプリメントを個人輸入している会社や通販サイトを利用するしかありませんね。

硫酸グルコサミンは外国人向け(50代/女性)

日本人と外国人は体質が違うので、海外のサプリメントを利用すると思わぬ副作用が現れてしまうことがあります。日本人と外国人では、平均的な体格も異なるため、薬の許容量なども異なります。よく「海外の薬は効き目が強い」といわれ、何らかの疾患を治すために薬やサプリメントを海外から取り寄せている人は多くいます。しかし、効き目が強いということは「副作用も強い」ということを意味しているため、安易に手を出すと思わぬ問題が起きてしまいます。そのため、こうした品質や安全性を考慮して、海外製の硫酸グルコサミンよりも、あえて国内産の塩酸グルコサミンを選ぶという人も多いですね。

自分に合ったグルコサミンサプリを選ぶ

グルコサミンサプリを購入する場合、成分から自分にピッタリのサプリを選ぶ必要があります。現在日本で流通しているグルコサミンサプリは塩酸グルコサミンです。安全性などを考慮したい場合、この塩酸グルコサミンを選ぶとよいでしょう。効果の高さから硫酸グルコサミンを利用したいというならば、個人輸入をしているネットショップを活用しましょう。

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